レンズ色収差補正と周辺光量補正とパープルフリンジ除去について(Hyper-Paintチュートリアル 使い方 講座)

下図の画像はちょっと見には分かりませんが例えばオレンジ色の枠の部分を拡大すると

若干のレンズによる色の収差がおきています。こういう画像を補正してみます。

下図のようなウインドウで強度を 40 にして実行してみます。

そうすると下図のように色収差がほぼ取れました。たいてい色収差補正は画像を拡大して見ないと確認しにくいです。おおよそ強度を1〜50の間でアンドウしながら試してみてください。プレビュは取り付けましたので確認はしやすくなったと思います。


注意事項
レンズによる色収差は写真の中央部は弱くそして周辺部にいくほど強くでます。そして色収差補正はこのような事柄にあわせて補正を行います。
このような理由から色収差補正を行う場合は画面の一部を切り取らないつまりトリミングを行わない元の写真で行う必要があります。
そうでないと補正の方向と強さがくるってしまいますので注意が必要です。

リサイズによる縮小はこのような問題はありませんがどちらかというとリサイズ前に色収差補正をしたほうが良いと思います。
その他に他の画質調整(明るさ、色合い、コントラスト、トーンカーブ)なども色の数値が変化してしまいます。変形フィルタは位置がずれますので以上の理由から色収差補正は全てのレタッチの一番最初に行うのがベストです。強度はだいたい 30から100程度の間で丁度よいと思います。
プレビュの作成と同じ技術を応用するとトリミングされた画像の補正も不可能ではないがそれにはトリミング前の元画像のサイズとどの位置をトリミングされているのか等の情報が必要であるのと実際そのような機能を取り付けたとしてもユーザにとって使いこなせるかどうかも問題です。元画像のサイズとどの位置をトリミングされているのか自動で検出することが可能なのであればいいのだが現在可能なのかどうかは私には分からないし勿論私には技術はない。

色収差の出方はそれぞれのカメラのレンズによって様々です。比較的強めのもの弱めのもの。また中央部にも比較的強く出るもの弱くでるものなどレンズが違えば収差の程度や出方が違います。
特に中央部は当初かなり弱く無視してもいいのではないか?と考えましたが実際のレンズはそうばかりも言えないようで中央部も程度の差があっても実際には収差が出るものも多いようです。
そこで下図の○印のように中央部強度のスクロールバーを設置しました。設定できる値は -5 から 8 までで中央部の補正を強めますので中央部に強めに収差が出る場合にも対応可能になりました。





周辺光量補正について

通常写真を撮影するとレンズ収差によって画像の四隅(周辺)が幾らか暗くなりちょっと気になる場合があります。下の画像の場合もいくらか周辺が暗くなっています。この周辺の暗さを補正するのが周辺光量補正フィルタです。

下図の○印の「周辺光量補正」タブをクリックして表示させます。その後強度のスクロールバーを操作して補正の強さを決めます。そして「実行」ボタンを押して実行します。

そうすると下図のように補正されます。


周辺フォーカス補正について

通常写真を撮影するとレンズ収差によって画像の四隅(周辺)が幾らかぼやけたりしてちょっと気になる場合があります。この周辺のピントを補正するのが周辺フォーカス補正フィルタです。
スクロールバーで強度を調整して実行するだけです。

パープルフリンジ除去について
通常写真を撮影するとレンズ収差によって被写体の周りに紫色のにじみが生じることがあります。このフィルタはこの輪郭周りの紫色のにじみを除去します。
場合にもよりますが通常は強度を 50 から 70 ぐらいにして実行するとよいと思います。認識範囲調整は通常しなくても大丈夫と思いますが数多くの画像の中には認識範囲を幾らか広くしないとパープルフリンジが除去できない場合もありますからそういう場合に広くしてやるとうまくいきます。ただあまりおおきくすると変えたくない部分の色が変わる程度が大きくなりますので注意が必要です。
「輪郭のみ」のチェックボックスは主にパープルフリンジではないがパープルフリンジに近い色の部分の色が変化してしまう時などに使います。但し夜景などの大きな灯りなど比較的広いボーゥとしたようなパープルフリンジがある場合などは除去できないので注意してください。どうしても変えたくない所の色が変わる場合は変えたい部分をポリゴンで囲んで「領域」設定後に実行するとかマスクを使うなどまあいろいろ試してみればすぐに使い方はわかります。

下図は強度70にしただけで実行したもの。

夜景の灯りの周りの広いボーゥとしたパープルフリンジも綺麗に除去できます。



色収差とパープルフリンジは全くの別物ですがwebを見ていると見分けがつかず混同している人もいるようです。色収差はパープルフリンジ除去機能では取れませんしパープルフリンジは色収差補正では取れませんので慎重に見極める必要があります。
どうして銀塩カメラでは起こらないのにデジタルカメラで起こるのか巷で色々言われているが主にデジタルカメラのCCDの撮像素子の緑色の感度が高くそこに入ったものが溢れ隣り合う青や赤の撮像素子に入りこむのが原因となると言われその他紫外線を感知するからとか言われるようです。私は詳しいことはわかりませんが紫外線が影響することは無いと思っています。夜景の灯りの周りに強く現れることを考えても撮像素子の緑色の部分に入ったゲインが溢れるということが主な原因でそれは銀塩カメラに比べラティチュードが狭いデジタルカメラに特有のものなのだと思っています。
パープルフリンジ除去フィルタは当初予想していた出来より思いの外うまく出来たと思っています。多少もうちょっとと思う所の無いわけではないですがほぼあらかたのケースに対応できるものが作成できたと思っています。特に夜景の中の比較的大きめの灯りのパープルフリンジも特別の操作無しに簡単に除去できるのは気に入っています。
他のソフトのパープルフリンジ除去フィルタは使ったことはないのでなんとも言えないのですがwebを見ているとパープルフリンジ除去フィルタ搭載しているものは極僅かであり完全にとり切れないものフリンジでない部分の色まで変わってしまうものなどさまざまのようです。




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