閉領域抽出マスクの機能(簡単に輪郭線からはみ出さず色が塗れる)(Hyper-Paint チュートリアル 使い方 講座)

例えば人物の輪郭線を描いた後にフリーハンドなどで輪郭線の内側を塗る時よほど慎重に塗らないと輪郭線からはみ出してしまいます。かといってマスクを作成するのも面倒と思う場合にこの閉領域抽出マスクを使うと簡単に輪郭線からはみ出さず塗ることが出来るようになります。
まずメニュの領域の「閉領域をキャンバス上でクリックして抽出する」を選択すると

下図のようなクロスがマウスカーソルに伴って表示されますので目的の輪郭(閉領域)の内側でクリックします

そうすると下図のように領域の内側が選択されます、簡単にこの領域の内側だけに描画でき外側は描画できないようにマスクがかかります。

下図のように気を使わなくとも領域の内側だけに描画するようになります。



最近の版では初期状態では領域は広げませんがメニュの領域の「領域の拡縮」で指定した数値分広げたり縮小することができます。拡縮の程度を表す数値は初期状態からの大きさです。この領域を広げる程度は-200〜+200ドットの間で変更できますので必要に応じて変更しながら描画して下さい。
塗れる範囲を広げるとアンチエイリアスの掛かった線の際に塗り残しがでないようになりますが領域の内部に描かれている領域でマスクされた線などが細くなったり消えたりする場合があります、こういう時も0、1、2ドット広げるか判断して描いている途中にも変更しながら塗ります。アンチエイリアスのかかっていない領域の場合は広げる範囲を0ドットとして塗るほうが良いと思います。

なおこの機能は全ての筆描画(フリーハンド、直線、円、矩形、スプライン、ポリゴン)と各種フィル描画(矩形フィル、楕円フィル、ポリゴンフィル)と色置換などの全ての描画とほとんどのフィルタで機能します。
関連項目
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