コンピュータに使われる色の解説2

色を混ぜた場合明るさが大きくなるつまり明るくなる場合を加色混合(加法混合)と言います。これは発光体の色の場合でコンピュ-タで使われる色の場合などです。


反対に色を混ぜた場合明るさが小さくなる。つまり暗くなる場合を減色混合(減法混合)といいます。主に絵の具など発光体以外の色の混合の場合です。


・色相
一般にコンピュ-タで使われる色はR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色が使用されそれぞれ0から255までの値を持ち、ある色は下図のように表すことができます。色合い(色相)はR,G,B、3つの色に共通の部分aをR,G,Bそれぞれから差し引いた部分bであらわすことが出来ます。なぜなら共通の部分aは灰色を表し色を持っていないからです。ですから色合い(色相)はR,G,Bのなかの2つの成分で表されることが分かります。

・彩度

彩度は色の鮮やかさの程度をあらわします。彩度は色相と同様にR,G,Bのそれぞれから共通の部分を差し引いた後に残った2つの色の大きさの差と小さい方の色の大きさiとhによって表されることがわかります。

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・明度
明度は明るさですからR、G,Bの大きさが大きいほど大きくなります。ですから(h+i+j)で表すことができます。

これら色相、彩度、明度の3つを色の3要素といってとても大切なものですから頭の片隅にでも留めていてください。

・補色
補色は字の通り補う色つまりコンピュ-タで使われる加色混合(加法混合)ではある色pの補色qはこの2つの色を混合すると白あるいは灰色になる色のことをいいます。これを図に表すと下図になります。

下の図は上下が互いに補色を表しています。一般的にいえば暖色に対する寒色が互いに補色といえると思います。

ある色の上にその色の補色に近い色などを重ねて描くと絵が濁りやすく。また隣あった色が補色などの場合間をぼかし筆などでぼかすと同様に絵が濁りやすくなります。ただこれはダメだというわけでもなく、これにより微妙な色合いを表現できる場合もあります。

絵が濁るという現象は一般に製作過程で何らかの原因で 白から黒の間の色の無い無彩色が発生することにより起こります、また不用意に白、黒、灰色などの無彩色を使用することにより起こります、但しこれもそれだからダメということもなく場合によります。

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