まずは普通のレタッチ

遅い東北の春、啄木の生まれた村の桜
あいにく曇り、やはり桜は晴れた日が良いのでレタッチでなんとかしたいと思います。

写真が横になっていますのでツールボックスのリサイズのボタンを押して
リサイズウインドウを表示します。回転角度のスクロールバーを右に動かし90度
に合わせます。次にサイズボタンを押し下げておいて回転実行ボタンを押して画像
を回転します。



色あいがうすいですから彩度フィルタを開き強度を80ぐらいにして実行します。


全体にいくらか暗いので明度(色相)フィルタを開きallのスクロールバーを30に設定し全体を明るくします。


撮影した時は曇りでしたが、晴れた日に撮影したようにするため空の部分だけを描画して青空にします。そのための準備としてまずマスクモードに入ります。つぎに白紙作成でキャンバスサイズをチェックし「ok」ボタンを押してマスクをキャンバスと同じサイズになるようにクリアーします。つぎにマスクモードを抜けてマスクウインドウの「拾った色をマスクに加える」をチェックします。写真画像の空の部分で右クリックして空の部分からマスクを抽出します。この場合空以外の部分にも空の部分に近い色があるとそこにもマスクが若干現れることがありますが、その場合は消しゴムのフリーハンドで消しておきます。またかちっりしたマスクでは不自然になる場合がありますからマスクにぼかしのフィルタを実行してマスクをぼかしておきます。


次に通常画面に戻りマスクウインドウの「マスク機能をオンにする」と「マスク機能を反転する」にチェックを入れて(マスクの黒い部分だけがペイントされる)グラデーションを上に向かって濃くなるように設定して、描画色を空色にしてボックスフィルで空の部分に描画します。そうすると下の画像になります。この作業が終わったら「マスク機能をオンにする」のチェックははずしておきましょう。


上の写真では撮影の時うっかり指が写り込んでしまいましたから(左下)、これをなんとか取り去ろうと思います。プランとして指の右側の芝生を矩形コピーを使って指の部分にペーストして消すことにします。コピー後が左の写真になります。


説明の写真が小さいので不自然さが分かりにくいですがペーストした部分に多少矩形のコピーの痕が残りましたので、近隣の色を拾いながらフリーハンドで使って不自然さをとります。

これで一通りのレタッチは終わりですがHyper-Paintは色々多彩な使い方ができますので各機能を理解して場合に応じた方法を工夫してください。

               Home         Back

inserted by FC2 system