Hyper-Paint (ハイパ−ペイント) 色幅の説明(Hyper-Paint チュートリアル 使い方 講座)
過去のパソコンの16色とか、256色の場合は色数が無いので問題になりませんが、フルカラーを扱う場合どうしても描画の際に色の幅という考えが必要になることがあります。
色の場合もパソコンの内部では数値で表されていて描画の際にどうしてもある程度この数値というものを現段階では意識する必要が出てきます。
色幅を簡単に理解するために次のことを考えて下さい、例えばある色Aがあるとします、その色の薄い色が下図の左側の方向、濃い色を右側の方向とします、色の幅とはその色の濃さの範囲の幅と考えると分かり易いと思います。
下図は輪郭が少しぼけた図形に色幅を変えて塗り潰した例です色幅を大きくすることによってより広い範囲を塗ることができることが分かると思います。
下図のようにバケツ缶で塗られる画像が色の幅を持っている場合ペイントの際の色幅が小さいと極僅かな範囲しか塗ることが出来ませんが、色幅をある程度大きくすると色幅に応じた広い範囲を塗ることが出来ようになります。
下図で丸印の位置で塗ったとします。そうすると「色幅」が30、50、60の時それぞれ矢印の範囲を塗ることができます。色幅を大きくすればするほど塗ることが出来る範囲は広くなります。こういうふうになる現象の考えられる原因としてはJpeg画像を開いて塗りつぶした場合がありますJpeg画像は輪郭周りにノイズが発生する場合がありますのでノイズ部分が塗りつぶし時に残る場合があります、こういう場合も色幅を大きくするなどして対処します。
また特殊効果フィルタの「線画」フィルタを実行すると簡単にノイズがとれたりします。但しノイズのある地色が白色でなければなりませんが。
上の図で「色幅30」ではA1からA2の範囲、「色幅50」ではB1からB2の範囲、「色幅60」ではC1からC2の範囲を塗ることができます。
式で書けば塗る範囲をQとし塗る位置をPとすると
「色幅30」 A1<=Q<=A2 または P-30<=Q<=P+30
「色幅50」 B1<=Q<=B2 または P-50<=Q<=P+50
「色幅60」 C1<=Q<=C2 または P-60<=Q<=P+60
となります。
HP126C32より塗りつぶしウインドウの「塗る範囲を指定ドット広く」をチェックするとアンチエイリアスの掛かった範囲も綺麗に塗れます。
塗りつぶし特有の輪郭廻りの塗り残しの無い「塗る範囲を指定ドット広く」の機能の説明