画像の用途別保存形式の選択の注意点(Hyper-Paint チュートリアル 使い方 講座)

昔と違いパソコンに馴染みの無い初心者が画像ソフトを使用するようになって来ましたので簡単に保存の際の画像形式のことについて説明します。
但し一つ一つの画像形式のフォーマットについて詳しくは述べません、ユーザーは画像フォーマットに使われている圧縮法などを詳しく知る必要は全く有りませんそんなことよりどんな用途には何の形式で保存したら良いかについて述べます。

画像作成をする場合に最終的にどのような用途で使うかに関わらず必ず作成中の画像が劣化しない形式で保存しておくことを忘れないようにしてください。画像が劣化しない形式というのはフルカラー形式の減色しないBMP形式で必ず保存すると覚えておくと良いと思います。理由は後で画像を作り直すことが無いと思ってもたいていは必ずというくらい修正やら他の用途で必要になる場合があります、その時JPEG形式や減色した画像しか取って置かないと必ず後悔することになります。
Jpeg形式で保存と読み込みを繰り返した時の例(クオリティ50%)

元画像


一回目


二回目


三回目


四回目


十回目


1.矩形コピーや不定形コピー画像を後で利用するために保存してライブラリを作る場合は必ずフルカラーの減色しないBMP形式で保存します。

2.トレーシングペーパーの下絵に使うために保存する場合もキャンバスと合成する場合を考えてフルカラーの減色しないBMP形式で保存します。

つまり画像作成に利用するために保存する場合にはフルカラーの減色しないBMP形式で保存します。そうしなければ後々トラブルや失望の原因になります。
最近の版では保存ウインドウの右クリックメニュの「全ての保存時控えとして減色しないBMPでも保存する」をチェックしておくとBMPのフルカラー以外の保存時にはフルカラーのBMPでも同時に保存されます。このときの控えのBMPファイルの名前には頭に「hikae」が付ます。


3.インターネットなどのWebでは JPEG、PNG,GIFの形式だけ使用できます。
 JPEG形式は写真画像などや比較的色が緩やかに変化する絵やイラストに使うと画質の劣化が比較的少なくサイズもかなり小さくできます。但し輪郭がきつい画像はノイズが発生したり画質の低下が大きく他のPNGやGIFを使うほうがサイズを小さくできます。またJPEGは不可逆圧縮といって繰り返しJPEGで保存するとどんどん画質が低下してしまいますのでWebに掲載するなどの最終的に使用する時だけJPEG形式で保存します。
GIF形式は色数が256色以下しか使えません、比較的色数の少ない輪郭のきつい画像の保存に適しています、但し保存の際に256色以下に減色されますので後に画像作成に使用するための一時的な保存には向いていません。
PNG形式はフルカラーから2色までの色数で保存できますが後に画像作成に使用するための一時的な保存にも使うことができますが混乱しないためにも一時的な保存にはBMP形式で統一しておいたほうが良いと思います。
PNGもGIFも普通は輪郭の割ときつい色数の少ない画像を減色してサイズを小さく保存することが出来るのが特徴です、そうしてインターネットなどのWeb画像などに使用されます。

4.GIFとPNGとJPEGは通常は圧縮されますのでサイズがかなり小さくなります。BMPは圧縮もできますが通常は圧縮されずサイズが非常に大きくなります。
またPNGとBMPはフルカラー,256色,16色,2色などで保存できますがJPEGはフルカラーだけです、GIFは256色,16色,2色で保存できます。
PNGとGIFは背景などを透過して保存できますがBMPやJPEGは透過などはできません。またPNGはブラウザによっては透過できない場合があります。

其のほかの説明

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