フレーム機能の応用(Hyper-Paint チュートリアル 使い方 講座)

特殊フィルタウインドウにはフレーム(枠、額)を付加する機能があります。この機能は単純に使用してもよいですがいくらか応用をきかせるとかなり凝ったフレームを作成することができます。
ここに掲載している内容はフレームフィルタについての進化の過程も同時に表しています、つまり下に進むほどだんだん進化してきたことも読み取ることができます、アイディアというものはいっぺんに全て浮かべばいいのですがむしろ1つ浮かべばそれが契機となって次が浮かぶということが普通です。
今回は一つの例を下の図を使って説明します。


まず左側の枠を選択して、枠の太さを今回は11としてから「枠色」ボタンを押して枠の色を選択します。


枠の色は下図のようなダイアログで選択します。


次に「OK」ボタンを押して枠を描画します。


次にレンズフィルタを開いて、「凹凸」をチェックして凹凸変換を選択します、凹のラジオボタンで画像をへこませるように設定して「高さ」を5として画像全体を処理します。


下のような画像になりましたがこれにもう一度特殊フィルタウインドウのフレームを付加します。


枠の太さを4として更に枠を付加しました、これで「額縁」のようなフレームを画像に付加することができました。このようにフレーム付加機能も多くの応用がきく柔軟な機能であることが分かっていただけたでしょうか。




通常は付加されるフレームと画像の間にいくらかの余白ができますがHyper-Paint バージョン9.9Yから「フレームと画像の余白なし」をチェックすることによりこの余白が作成されないようになりました。
これによって7種類あるフレームを変えながら繰り返しフレームを付加することにより多くの種類のフレームを作り出すことができるようになりました。


ver.101Mよりフレームの凹凸の角を丸くする「凹凸の角をまるく」のチェックボックスが追加されてより多くの種類のフレームの作成ができるようになりました。
下の例はこの新機能を使用した例です。

「凹凸の角をまるく」をチェックしている時ボタンの意味は下図の通りです。

他のバリエーションです、このように各フレームを変えながら繰り返し付加することによって無限のバリエーションが可能です。

これら各フレームの組み合わせ方はなかなか考えることが出来ない人がいるかも知れません。そのうち何パターンか用意して選択できるようにも考えています。

ということでフレーム一覧実行を取り付けました。一応フレームを選択して実行ボタンを押すと簡単にフレームを付加することができます。
結構細かな設定もできます。設定が面倒な人、分からない人はフレームを選択して実行ボタンを押だけにして結構です。


またペーパーテクスチャのほかにフルカラーテクスチャや読み込みテクスチャも額縁に使えます。
特に読み込みテクスチャに木目のテクスチャを使った場合は下図のように本物のような額縁になります。この時下図のように額縁の縦には木目を縦に合わせ、額縁の横の部分には木目を横にしてあわせることができますから超リアルな額縁になります。
また木目が縦になっているテクスチャは90度回転することも出来ますからほぼどんな場合にも対応しています。

6番目のフレーム、木目のテクスチャ使用 6番目のフレーム、フルカラーパターンテクスチャ使用
10番目フレーム、最初ペーパーテクスチャ、次に木目テクスチャ 7番目フレーム、最初ペーパーテクスチ、次に木目テクスチャ
14番目フレーム、掛け軸風

実行ボタンを押し、その後1度又は2度テクスチャ選択ダイアログが表示されますのでその中でテクスチャを選択します。


フレ−ム一覧の図


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